本日8/1で、独立してちょうど10年になります。
…だからといって何でもなんですが。苦笑
まあ、自分の中ではひとつの区切りです。

クライアント様、先輩、後輩、仲間、友人、家族。
たくさんの人に支えられまくった結果
10年も続ける事ができました。
本当に感謝の気持ちしかありません。
ありがとうございます。

明日からも引き続きがんばりまっす!
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# by wamhouse | 2013-08-01 00:34 | 記 : diary

ワムハウスHPリニューアルしました!
http://wamhouse.net/


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オフィス移転してから、閉鎖&放置していたHP…。
誰かのためのデザインなら喜んでやるんですが、いざ自分のコトになると
いつまでたっても手が動かず…。
今まではずっと自分でデザインしてきたんですが、今回はじめて
自分じゃない人に頼んでみることに!

デザインは、ぶっきーさん こと ジー・ファクトリー:弦巻さん。
「たのしいHPデザインにして!」という超絶ざっくり発注に
バッチリ応えてくれました!
さすがぶっきーさん!ありがとう!

web制作はエディプレックスさん。
http://www.ediplex.com/

「ニコニコミュージカル」で一緒に制作をやっていた石井さんが
イベント・舞台制作畑から→web制作畑に!
また石井さんと仕事を一緒にやりたかったので
今回お願いしてみました!
石井さん、渡邊さん、社長の岸田さん、ありがとうございました!

デザインをぶっきーさんがやって
コーディング等web化をエディプレックスさんがやる
…というスペシャルチームで、ステキなHP完成!

更新作業を自分でできるように、エディプレックスさん独自の
システムを使わせて頂いてます。
更新作業もラクチン!カンタン!これイイネ!

今は文字情報ばかりですが、映像やデザイン作品、
イベント現場記録など、随時更新していきたいと思います!
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# by wamhouse | 2013-06-25 00:31 | 網 : web

コミュニケーションデザインという呼称ができるはるか前、
大学の研究課程で、実は地域活性を兼ねたコミュニケーションデザインを
すでにやっていた事を思い出しました。

それはもう10年以上前。
夏休み、学生たちから希望者を募って、島根県の石見銀山に行きました。
当時はまだ世界遺産には登録さてておらず、過疎の町でしたが、
そこに滋賀県の芸大生20名くらいを連れて行き
石見銀山のお祭りのお手伝いをさせてもらいました。
(そのメンバーの中に、実はウチの奥様も入ってたりします。笑)

たった2〜3週間で、ヨソから来たワカモンたちが
知らない町の伝統ある「おまつり」を創る側にまわる。
…かなり難しい事を企画したもんだ、と今でも思います。

僕が後輩たちに出した課題はひとつだけ。
「何が自分達にできることなのか、町の人と直接お話をして探しておいで。」

学生だから出来ない事だらけ。
でも学生だから出来る事もある。
その気づきは、人に教えてもらうんじゃなく、
はじめましての人たちのコミュニティに自ら飛び込み、対話して、
その人が何を必要としているかと向き合って、
自分自身のスキルを必死で検索して、
その人のニーズに合った「自分に出来る事」を探すことに
意味があると思ったんです。

お祭りが大成功して、町の住民の皆さんにも喜んでもらえて
参加してくれた後輩たちも「楽しかった」と思ってくれた事は、
実は『副産物』でしかないんです。

夏休みの間の2〜3週間、ワケのワカラン事を言ってる先輩を信じて
「よし、その島根の石見銀山というところに行ってみよう!」
と、手を挙げた時点で、その子は、手を挙げなかった子よりは、
何か得られるチャンスを自ら掴めているんです。

「人の嫌がる事は、率先して手を挙げてやりなさい」
そんなわかりやすい言葉だったかは覚えていませんが
親が僕に教えてくれた事です。
チャンスは待っていてもやってこない。
ただ待っているよりは、チャンスに巡り会う可能性は高いハズ。

あまりしゃべってくれなかったおばあちゃんが
「ごくろうさん、ありがとうね」
と、おまつりの後片付けを手伝うワカモンに声をかけてくれる。
そのおばあちゃんにも、ほんのちょびっとかもしれないけど
小さな“変化”があったんだとしたら
それはきっと次の何かにつながるんだと思うんです。

コミュニケーションデザインとは
当事者に自主性を促す事が大切だと考えます。

それは、広告代理店やPR会社がお金とマンパワーを使って
あの手この手で話題づくりをする事ではなく
(もちろんそれも手段のひとつですが)
ヨソから来た人間が、当事者意識を持つくらい同じ目線に立って
誰でも出来るような手段を一緒に考えてみる事だと思うんです。
そうすれば、成功した時、当事者はもちろん、
お手伝いさせてもらった自分まで、一緒になって感動できる。

見返りを求めず、必死で脳を動かし、身体を動かした結果、人の心を動かせる。

大学の研究過程を終えた後、東京に出て来た僕が
イベントの世界に飛び込むキッカケになった
『鄙の夏』というイベントの、昔話でした。
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# by wamhouse | 2013-01-31 23:31 | 想 : column

東京へ出て来て、社会人になって十ン年。
外資系企業とのお仕事が多い…ワリに、実は英語がしゃべれません。
そろそろごまかしも効かなくなってきたので、
今年からちゃんと英会話を勉強する事に決めました!
…とは言え、英会話スクールに通ったりもなかなか出来なさそう。
(忙しさを言い訳に、途中で挫折する気がする!いや、きっとする!)
ので、Skypeで出来る「オンライン英会話」に挑戦!
選んだのはココ『abcアカデミー

まずは今週火曜日に、日本語でのガイダンスを受けて
Skypeの使い方から〜自分がどのレベルからはじめたら良いのか等を
教えてくれるらしい。

目標は「通訳ナシで仕事をちゃんと出来るようになる」こと!
そして「海外での仕事も「No problem.」と言える!」こと!
ガンバレ!オレ!
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# by wamhouse | 2013-01-21 01:19 | 学 : Learn

さて、今年も残すところあと358日!笑
皆様よろしくお願い致します!
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# by wamhouse | 2013-01-07 11:55 | 記 : diary

My best of musical 「RENT」。
その主題歌である「Seasons of love」という曲が大好きです。


Seasons of love


Five Hundred Twenty-Five Thousand Six Hundred Minutes
Five Hundred Twenty-Five Thousand Moments So Dear
Five Hundred Twenty-Five Thousand Six Hundred Minutes
How Do you Measure - Measure A Year ?

In Daylights - In Sunsets
In Midnights - In Cups Of Coffee
In Inches - In Miles
In Laughter - In Strife

In - Five Hundred Twenty-Five Thousand Six Hundred Minutes
How Do You Measure A Year In The Life

How About Love ?
How About Love ?
How About Love ?
Measure In Love

Seasons Of Love
Seasons Of Love

Five Hundred Twenty-Five Thousand Six Hundred Minutes
Five Hundred Twenty-Five Thousand Journeys To Plan

Five Hundred Twenty-Five Thousand Six Hundred Minutes
How Do You Measure The Life Of A Women Or A Man ?

In Truths That She Learned
Or In Times That He Cried
In Bridges He Burned
Or The Way That She Died

It's Time Now - To Sing out
Tho' The Story Never Ends
Let's Celebrate
Remember A Year In The Life of Friends

Remember The Love
Remember The Love
Remember The Love
Measure In Love
Measure, Measure Your Life In Love

Seasons Of Love ...
Seasons Of Love ...




(日本語訳)

52万5600分
52万5千もの愛おしい瞬間
52万5600分という時間)
あなたはどうやって、どうやって1年を計るの?

夜明けの数で?日没の数で?真夜中の数で?
コーヒーの杯数で?
インチやマイルではかるのかしら?
それとも笑った数や、いさかいの数で?

52万5600分という時間
あなたは、人生の中の1年をどうやってはかるの?

愛はどう?
愛ならどう?
愛ではかってみたら?
愛で1年の長さをはかればいいのよ!

愛という季節(とき)
愛ではかる春夏秋冬


52万5600分
52万5千通りの計画された旅
52万5600分という時間
どうやって女や男の人生をはかるというの?


彼女が悟った真実の数で?
それとも彼が流した涙の数で?
彼の覚悟の数で?
それとも彼女の死に方ではかるというの?


今こそ高らかに歌うとき
物語は決して終わらないけど
祝福しましょう
仲間達の人生で、1年を思い出して
愛を思い出して
愛を忘れないで
愛を忘れないで


どうか愛を忘れないでいてね
わかるでしょう。愛は天からの贈り物
愛は分かち合い、与え、広げるもの

あなたの人生を、そう、「愛」ではかってみて

愛に満ちた季節たち
愛に満ちた季節たち
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# by wamhouse | 2012-10-04 02:32 | 聴 : sound

常日頃から、出逢いの縁はとても大切なものだと思っています。

人間ひとりじゃ何もできなくて
家族や友人、仕事仲間や他人まで
色んな人の支えがあって、日々生きています。
もちろんそれは、人間同士だけでなく
動物や植物、情景や言葉にできない出来事さえも
すべてが必然で
たまたまの偶然なんて言葉では片付けられない
そんな奇跡がたくさん重なって、今、僕はここにいます。

そして、きっと僕もその奇跡の一部で
そうやって誰かや何かに生かされている分
僕に出逢った誰かを生かすために
存在しているのだとも思っています。


Twitterという、相手の顔も素性も知らない
でも確かに人間同士のつながりで
たった140文字以内の“つぶやき”に
相手の姿や正確を想像し
仲良くなったり、好きになったり、
もしかしたら!出会って付き合って結婚する人だって
いるかも知れない(ホントはどうか知らんけど)
そんなツールで出逢った、仲の良いフォロワーの方が
一冊の本と僕を巡り逢わせてくれました。


『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(喜多川泰 著)
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僕は基本的に、人がイイと言っていた本は
とりあえず片っ端から買う事にしています。
おかげで読めていない新品の本がウチには山積みなワケですが…。

昨日、ふとTwitterを眺めていたら
「なかむーみたい」という書き込みが。
決して、僕にToで投げかけられたつぶやきではなく
その人のつぶやきの中に、僕の名前が入っていたのを
たまたま僕が見つけただけ。
TLの流れの早い時間だったので、その一瞬を見逃したら
きっと気づかずに過ぎていたであろう、そのつぶやき。

相手が仲良しの人だったので
「(僕のこと)呼んだ?」
と返してみたところ
どうやら今その方が読んでいる本の中に出てくる言葉が
いかにも僕が言いそうな言葉だったらしく。

そんな事言われたら、俄然興味湧くじゃないですか!

タイトルを聞いて、当然すぐAmazonで買いまして
先程読み終わりました。


暑くて寝苦しい夜中にふと目覚めて眠れなくなり
350mlの缶ビールと同時に、その本を開けました。

何か、格言集のようなモノだと思っていたら、小説でした。
ひとりの高校生の、ひと夏の旅。
といっても、大それた冒険の旅とかではなく
ひょんな事がきっかけで、行かなければいけなくなってしまった
イヤイヤ始まった、たった5日間の小さな旅。

「字も大きめですぐ読めちゃいます」と聞いていた通り
読みながら呑んでいた缶ビールがなくならないうちに
読み終える事ができました。

ズバリ。この本は、是非読んで欲しいです。
(読んで欲しいからブログに書きました!)

オススメしてくれたその方の言う通り、
そこに書かれた言葉たちは、いつも僕が思っているような事で
僕の中では、生きていく上での「真理」でもあります。

時には、特定の誰かへのメッセージだったり
時には、自分自身の毒抜きのためだったりするんですが
僕はよくその想いをTwitterにつぶやきます。

それを読んでくれている人がいて
ここに、同じような事を思っていて
小説というカタチで
(オビに書かれていたんですが)10万部を超えるベストセラーとして
たくさんの人の共感を得ている。

そしてそれを「なかむーみたい」と言ってくれる人がいる。

ちょっと遠回りして、なんだか僕が誉められている気がして
まぁそれはカンチガイなんですけど(笑)とてもうれしくなりました。

たまたまTwitterで知り合った人が読んだ本と
たまたまTwitterで知り合った僕が言ってる言葉が結びついて
たまたまその事をつぶやいた瞬間を、僕が逃すことなく見つけて
僕がこの本と出会うキッカケになって
さらにこうやって、今このブログを読んでくれている人に
(読んでくれてありがとうございます)
この事を僕が伝える事ができている。

これも「縁」なんだと思うんです。

自分ひとりじゃ、この本に辿り着かなかった。
万が一、違うカタチでこの本に出逢っていても
(感動はしたにせよ)今のこの感情には絶対にならなかった。

「縁」とか「運命」とか、とても不思議なチカラだと思います。
人や動物、モノやタイミング、すべてがそれぞれに“磁力”を持っていて
お互いが惹き合うべくして、惹き合って、出逢う。

そんなステキな「縁」のお話が、その本には描かれています。


「人とのつながりを大切にして、もっと人とつながろう」
僕が今、新しく始めようとしている事が
きっと間違ってないんだ!と思わせてくれる一冊でした。

このタイミングでこの本に出逢わせてくれた奇跡に、感謝感謝です。
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# by wamhouse | 2012-08-27 04:03 | 読 : book

情報解禁!
沖縄で「元気ロケッツ on ウォータースクリーン」
スペシャルライブやります!

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世界初のスペシャルライブ
元気ロケッツ on ウォータースクリーン

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日本のみならず、世界的音楽シーンで活躍する
音と映像の融合を実現したハイブリッド・プロジェクト
「GENKI ROCKETS」が沖縄上陸!

幅幅 40m× 高さ 15m にも及ぶ巨大な噴水
「ウォータースクリーン」が 沖縄 美らSUNビーチに出現!

音 × 映像 × 光 × パフォーマンス on ウォータースクリーン
全てがシンクロした世界初のスペシャルライブを入場無料で開催!

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日 時 : 22012 年 4 月 11 日(水) 20:00~20:45(予定)

会 場 : 美ら SUN ビーチ(沖縄県豊見城市)
北側ビーチ内 特設会場
〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎 5-1
http://churasun-beach.com/

●入場無料(荒天中止)

※ビーチ内での飲食・喫煙等は禁止されております。
※演出の都合上、水に濡れる可能性がございます。ご注意ください。

アクセス :
【車でお越しの場合】
那覇空港から小禄バイパスを南下で約 15 分。
(高速道路をご利用の場合)
名嘉地 IC から車で約 10 分。 無料駐車場アリ。

【バスでお越しの場合】
那覇バスターミナルより出発の 55、56、88、98 番線から
バス停「道の駅豊崎」で下車後、西向けに徒歩8分。
※豊見城市内バスをご利用の場合は
豊崎美ら SUN ビーチ入り口まで行くことが出来ます。


主催 : ブリティシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン
制作 : 有限会社ワムハウス/近畿日本ツーリスト株式会社
協力 : 豊見城市/美らSUNビーチ/株式会社DMC沖縄

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イベントは入場無料ですのでお近くの方はぜひ!

元気ロケッツ オフィシャルサイト

ただいま必死のパッチで映像製作中っ!
どうか晴れますように!!!!
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# by wamhouse | 2012-04-03 02:03 | 創 : work

1年前の今日、僕は16時から目黒で打ち合わせの約束があり
奥様は生後5ヶ月の子供の予防注射を受けさせに行く予定だったので
愛犬に留守番を頼んで、僕らは15時に家を出るつもりだった。

出かける用意をしてる最中、グラッと大きな揺れを感じ
大急ぎでリビングに。
そこにはまだ昼寝から起きていない赤ちゃんと
動物の本能からか、すでにパニックを起こして
悲鳴のような泣き声で吠えまくる愛犬がいたから。

すぐおさまるだろうと軽く考えていたその揺れは
やがてどんどん大きくなり、家中の物が壊れ始め
あっと言う間に立ってられない程の大きな揺れと
自分たちの叫び声も聴こえないくらいの轟音にかわった。

ずっとずっと終わらない大きな揺れ。
正直、もうこの世の終わりだと思った。

目の前ではテレビが倒れて大破し
隣の部屋や階下のスタジオからは、物が倒れ壊れる音が響き
キッチンでは食器棚から食器が全部飛び出し、落ちて割れ

「大丈夫!大丈夫やぞ!こんな事で死ぬわけない!」と
奥様に言っているのか、自分に言い聞かせていたのか、
とにかく家族を守らなければ、という気持ちでいっぱいだった。

余震が続く中、避難するために貴重品と最低限の荷物をまとめ始める。
床に散乱したガラスを避けてバタバタと用意する中、家の電話が鳴る。
出る余裕があるわけもなく、やがて留守電に切り替わり
電話機のスピーカーから、母親の声が響く。
「大丈夫か?大丈夫か?もしもし?大丈夫か?」
繰り返す、悲痛な母親の叫び。
…ごめん、おかん。電話出るヒマない。とにかく外へ逃げるわ。

家の前にあるジャスコから避難してきたお客さん
自宅のあったマンション群から避難してきた住民
帰宅を急ぐために猛スピードで信号無視する車
…外は大混雑し、そして混乱していた。

まだ工事中のマンションの足場が余震でグラグラ揺れて軋む。
「そこいたら危ないよ!離れて離れて!!」
自分達も避難しながら、目につく人にも声をかける。
とにかく、近所の広域避難場所に指定されていた
学校のグラウンドを目指す事にする。

埋め立て地である東雲、予想通りに液状化現象が目の前で始まる。
道のスキマから、勢いよく噴水のように溢れ出す泥水。
みるみるうちに、あたり一面が濁った池のようになる。
阪神淡路大震災で目の当たりにした光景が蘇り
「ああ、このあたりは沈んでしまうのか」と恐怖をおぼえる。

避難先のグラウンドの地面にも、みるみるうちにヒビが入る。
校庭に避難していた生徒、引率の先生、近隣の住民。
目の前で振り子のように揺れる信号機。
建物の反響で何を言っているのかわからない緊急放送。
いつまで続くかわからない揺れに、みんな混乱し怯えていた。

その頃、ケータイのテレビから
震源地が東北地方である事
大きな津波が発生し始めた事
予想よりも被害が大きい事を知る。

このまま家に帰れなくなりそうだったので
寒い夜をしのぐ為、奥様、子供、犬をその学校に残して
僕ひとり車を取りに一旦家に戻る事にした。

まだまだ続く余震の中、あらためて帰ってきた家の中は
見るも無惨な光景になっていた。
何もかもが散乱し、ガラスの破片でいっぱいの床。
タンクが壊れ、水浸しのトイレ。
モニターや機材が全て倒れたスタジオ。

泣きながら数枚写真を撮って、
車のカギと、
持てるだけの水と着替えとおむつ、犬のゴハンと毛布を持って
車庫から車を出した。

家族を乗せ、途中のコンビニで食料を買い、
行き先も定まらないまま、津波が恐いので
東雲から内陸にあたる銀座方面へと車を走らせてみる。

新豊洲から晴海通りに入ったとたん(当たり前だが)道は大渋滞。
そこでようやく、関東平野である東京に
高台と言えるような逃げ場がない事に気づいて
半ばあきらめて、豊洲に戻る。

トイレのある公園のそばに路駐して、
車の中でずっとテレビを観ていた。
ニュースは刻々と悪くなる状況を伝える。
やがてあたりは暗くなり、寒い寒い夜を迎える。

電話のつながらない中、ツイッターで大阪にいる弟と連絡が取れる。
「おとんとおかんに、家族全員無事って伝えて」
「わかった。関西は大丈夫。困った事あったら言って」
「きっと水とおむつが不足する事になるから、お願いしていい?」
「わかった、まかしといて」
そんなやりとりに少し元気をもらう。

たまたますぐ近くのスタジオでリハーサルをしていた
コレオグラファー:なっちゃん先生がツイッターで
「こっち(スタジオ)に避難しにおいでよ」
と声をかけてくれる。
でもウチには犬がいるので、丁重にお断りした。
(とてもうれしかったよ、ありがとう、なっちゃん。)

夜になって奇跡的に電話がつながり
ようやく実家と連絡が取れる。
直接無事を伝えられてよかった。

電車も止まった中、青山から川口まで帰るという友達。
「大丈夫?今どのへん?」
「今半分くらいかな?」
「気をつけてね!ムリすんなよ!」
「ありがとう!家族心配やから意地でも帰る!」
「無事を祈る!」
そうやって、みんなツイッターで安否の確認をしたり
お互いを励まし合ったりしていた。

知り合いとか、他人とか、あんまり関係なかった。

「XX通り沿いのファミリーマートXX店のトイレ使えます」
「徒歩で帰宅される方、女性は特に気をつけてください」
「XX小学校の屋上に人が取り残されているらしい、誰か助けてあげて」
「XX消防署に連絡しました!負けるな!がんばれ!」
「安否確認サイト作りました!みんな使ってください!」

みるみるうちに広がるネットワーク。
もちろんみんな初めての経験だから、混乱はしていたけど
何かしよう、何かしなくちゃいけない、
恐いのは自分だけじゃない、みんなでがんばろう、
そんなみんなの想いが
たった140文字しか書けないハズのツイッターから
いっぱいいっぱいあふれていて

そんなツイッターのTLと
安否確認の名前を流しつづけるテレビを
夜が空けるまで泣きながら観ていた。
長い長い夜だった。


…あれから今日で1年。

あの日を境に、日本も、世界も、僕も、全部変わってしまいました。
たくさんの人が亡くなりました。
たくさんの家が流されてしまいました。
思い出も、生活も、家族も、友達も、全部なくした人だっている。

ダメな方向に変わった事がほとんどだけど
ほんの少しだけ
みんながみんなを意識して、協力して、
家族や友人やとなりの人を大事に思えたり
この国の行く末を考えたりするようになったのは
良い方向に変われ出したのかな、とも思います。

もしも地震発生があと30分遅かったら
僕ら家族はバラバラで、室内が全壊した家には犬しかいなくて…
想像するだけでゾッとします。
我が家はみんな元気。それだけでとてもとても幸せ。

阪神淡路大震災の光景がフラッシュバックして
パニックになりかけた僕を助けてくれたのは
まだ何もわからず、ニコニコ笑っていた息子でした。

この子を守らなきゃいけない。
この家族を僕が守らなきゃいけない。
あの日から強くなったこの気持ちは
今もずっと変わらないままです。

もう地震なんて起こらなければいいのになあ。
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# by wamhouse | 2012-03-11 03:50 | 想 : column

10年前の2001年9月11日…なにしてた?

SONYの新製品発表会を翌日に控えた会場—青山スパイラルホール。
最終調整をされていたSONYの開発担当の方の立ち会いで居残り深夜作業中。

ホールのスタッフさんが
「なな中村さん!たたた大変です!!」
って呼びに来て、控え室のテレビの前に連れて行かれた。

テレビに映っていたのは、どこかのビルに飛行機が突っ込んで爆発した瞬間。
(2機目がWTCビルに突っ込んだ瞬間だった。)

「…で?なにこの映画?」
とアホ面して尋ねたくらい現実味がなかった。。。

「戦争はじまるね…」
「明日の発表会は中止かなあ…」
そんな事をホールのスタッフさんやSONYの開発の方と話してた。
その後、着替えるために少し帰宅できたけど、恐くて眠れなかった。

翌日の新製品発表会は開催されたけど、
どのニュースも悲しい事実だけを伝えていたなあ。。。
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# by wamhouse | 2011-09-11 03:15 | 想 : column